ランサムウェアの最新トレンドと戦略(エピソード59)
FortiGuard Labs脅威インテリジェンスポッドキャストの新しいエピソードでは、最近のMOVEitの脆弱性と、それを利用してCl0pランサムウェアグループがどのように大規模攻撃を画策し、1億ドルを超える収入を得たかをJonas WalkerとAamir Lakhaniが解説しています。
今すぐ聴く(英語)サイバー攻撃の成長と進化が続くにつれて、革新的ソリューションや信頼できる脅威インテリジェンスの必要性も高まっています。FortiGuard Labsは、数百万台のセンサーで構成されたグローバルネットワークを使用して世界中の攻撃対象領域を監視し、人工知能(AI)を活用したデータマイニングによって新たな脅威を特定し、来たるべき攻撃への備えを徹底します。
重大なサイバー攻撃の影響を多数の組織が受けている場合、 FortiGuardアウトブレイクアラートは、具体的な影響、攻撃の技術的な詳細、現在および将来のサイバー攻撃から組織を保護する方法を理解するのに役立ちます。
ConnectWise ScreenConnect攻撃とは
ランサムウェア攻撃者などの脅威アクターによる、ScreenConnectと呼ばれるリモート監視 / 管理ソフトウェアに新たに見つかった重大な脆弱性のエクスプロイトが確認されています。CVE-2024-1709で追跡される、1つ目の認証バイパスの脆弱性のエクスプロイトにより、ScreenConnectインスタンスへの管理者アクセスが可能になる恐れがあります。CVE-2024-1708で追跡される、2つ目のパストラバーサルの脆弱性のエクスプロイトにより、攻撃者によるリモートコードの実行が可能になる恐れがあります。 すべてを表示
この広く利用されているソフトウェアは、標的になる可能性のある何十万の下流のエンドユーザーのシステムに重大な脅威をもたらす恐れがあり、ハッカーによる脆弱なConnectWiseインスタンスに対する不正コードのリモートでの実行が可能になる恐れがあります。
FortiGuard LabsのWebサイトに掲載されるアウトブレイクアラートレポートには、検知と保護を提供するすべてのFortiGuardサービスの詳細に加えて、攻撃のレスポンス、復旧、特定の方法などの情報も記載されています。 表示を減らす
Ivanti Connect SecureおよびIvanti Policy Secureの脆弱性を標的にする攻撃とは
Ivantiは、Ivanti Connect Secure(ICS)およびIvanti Policy Secureのゲートウェイに存在する2つのゼロデイ脆弱性を公表しました。CVE-2023-46805は、Ivanti Connect Secure(9.x、22.x)およびIvanti Policy SecureのWebコンポーネントに見つかった脆弱性で、この認証バイパスの脆弱性により、制御チェックをバイパスすることで、リモートの攻撃者による制限されたリソースへのアクセスが可能になります。CVE-2024-21887も、同じWebコンポーネントに存在する、コマンドインジェクションの脆弱性です。 すべてを表示
CVE-2023-46805とCVE-2024-21887の脆弱性を併せて悪用することで、Ivantiソフトウェアで動作するサーバーでのエクスプロイトが可能になります。この攻撃では、認証を必要とすることなく、悪意の要求を送信し、任意のコマンドを実行することで、攻撃者によるさらなるエクスプロイトが可能になります。FortiGuard Labsは、Ivanti ICS認証バイパスの脆弱性(CVE-2023-46805)を検知してブロックするシグネチャを公開して以降にこのエクスプロイトの多くの試行を確認しています。FortiGuard Labsは管理者に対し、Ivantiから提供されている減災の手順に従うこと、パッチが提供されたらすぐに適用することを推奨します。
FortiGuard LabsのWebサイトに掲載されるアウトブレイクアラートレポートには、検知と保護を提供するすべてのFortiGuardサービスの詳細に加えて、攻撃のレスポンス、復旧、特定の方法などの情報も記載されています。表示を減らす
Androxgh0stマルウェア攻撃とは
FortiGuard Labsは、複数の脆弱性、具体的には、PHPUnit(CVE-2017-9841)、Laravel Framework(CVE-2018-15133)、Apache Web Server(CVE-2021-41773)を標的にして悪用するAndroxgh0stマルウェアが広範囲で活動し、標的ネットワークに拡散して情報収集攻撃を実行していることを継続して確認しています。すべてを表示
AndroxGh0stマルウェアは、ユーザー環境(.env)ファイルを主な標的とする、Pythonベースのマルウェアです。これらのファイルには、AWS、O365、SendGrid、Twilioなどのさまざまな重要アプリケーションの認証情報が含まれている場合があります。AndroxGh0stには多くの悪意の機能があり、これらを利用して、SMTPを侵害し、公開されている認証情報やAPIをスキャンして悪用し、Webシェルを展開してシステムへの持続的なアクセスを手に入れます。
FortiGuard LabsのWebサイトに掲載されるアウトブレイクアラートレポートには、検知と保護を提供するすべてのFortiGuardサービスの詳細に加えて、攻撃のレスポンス、復旧、特定の方法などの情報も記載されています。表示を減らす
フォーティネットの優秀な脅威エキスパートが、今日の重大なサイバーセキュリティに関するトピックと、進化し続けるサイバー脅威環境について詳しく解説します。
FortiGuard Labs脅威インテリジェンスポッドキャストの新しいエピソードでは、最近のMOVEitの脆弱性と、それを利用してCl0pランサムウェアグループがどのように大規模攻撃を画策し、1億ドルを超える収入を得たかをJonas WalkerとAamir Lakhaniが解説しています。
今すぐ聴く(英語)FortiGuard LabsはAndroid / SpyNoteの最新サンプルを調査しています。その結果、マルウェア作成者が暗号通貨ウォレットから暗号通貨を窃取していることが明らかになりました。詳しくはこちらをご覧ください。
FortiGuard Labsは、さまざまな最終段階のペイロードを配信するために2023年を通して使用されていたマルウェアドロッパーのグループを特定しました。詳しくはこちらをご覧ください。
FortiGuard Labsは、Excelドキュメントで配布されるPythonのインフォスティーラーが関与するマルウェアキャンペーンを発見しました。詳しくはこちらをご覧ください。
Fortiguard Labsは、Officeドキュメントを悪用してWindowsシステムに展開するPhobosファミリーの亜種による最新のFAUSTランサムウェア攻撃を明らかにしました。詳しくはこちらをご覧ください。
情報窃取型PyPIマルウェアの作成者が、不正なパッケージを密かにアップロードしていることが確認されました。詳しくはこちらをご覧ください。
Avaddonの後継と見られるNoEscapeランサムウェアグループについて解説します。同グループは2023年5月に出現し、金銭目的でさまざまな業種の組織を標的にしています。詳しくはこちらをご覧ください。
Cyclopsランサムウェアの後継であるKnightランサムウェアは、2023年8月から活動しており、二重恐喝の手法を使って被害者から金銭を脅し取ります。詳しくはこちらをご覧ください。
AkiraはマルチOS対応の比較的新しいランサムウェアで、被害者のファイルを暗号化して不正に取得し、その復号と引き換えに身代金を要求します。詳しくはこちらをご覧ください。
FBIが公共のスマホ充電ステーションに警告
フォーティネットがサービスとトレーニングを拡充、サイバー攻撃の防止および防御でSOCチームへのサポートを強化» SOCチームの人材不足に対処するため、フォーティネットはサービスを拡張しました。SOCチームがサイバーリスクへの不安を軽減し、より優先度の高いプロジェクトに多くの時間を割けるようにします。詳しくはプレスリリース(英語)をご覧ください。
最新の調査で、50%以上のリーダーが、未だ自社の従業員がサイバーリスクの軽減に必要となる適切な知識が不足していると思うと回答したことで、従業員に対する効果的なサイバー意識トレーニングの重要性が浮き彫りに
「フォーティネットはJCDCの一員となり、米国政府とのこれまでの協力関係と信頼関係を基に、わが国のサイバーセキュリティの向上に貢献できることを光栄に思います」 フォーティネット創業者、取締役会会長兼CEO Ken Xie(ケン・ジー)のコメント
防御戦略に最新の脅威インテリジェンスを組み込むことで、サイバーセキュリティ担当者は効果的にサイバー攻撃を予測 / 防止して対応することができます。このウェビナーではThreat Informed Defense(脅威情報に基づく防御)の概念、MITRE CTID、最近発表された2つのプロジェクト、準備中の最新プロジェクトをご紹介します。
脅威情勢はかつてないほどに急速に変化しています。FortiGuard Labsは、過去6ヵ月間で10,666の新型ランサムウェア亜種を特定しました。これは、その前の6ヵ月間の2倍に当たります。フォーティネットの専門家の意見をお聞きください。
FortiGuard Labsの専門家が、2022年下半期に確認されたサイバー攻撃、2023年度の予測、すぐにでも実践できる優れた戦略について話し合っています。
CTAは、オリンピックとその関連組織に最大の脅威となるのは、高度な攻撃能力と過去に経験を持つ国家的犯罪集団であると分析しています。本書では、東京2020オリンピックを取り巻く脅威環境を概説し、東京オリンピック組織委員会への推奨事項を提示しています。
FortiGuard Labs 1H 2023 Global Threat Landscape Report provides valuable intelligence and early warning for potential threat activity.
New vulnerabilities are on the rise, but don’t count out the old. Don’t become a statistic - get the latest Global Threat Landscape report.
FortiGuard Labsは、インテリジェンスの共有や他の脅威インテリジェンス組織との連携が、お客様の保護を強化し、サイバーセキュリティ業界全体の有効性を高めると確信しています。こうした協力関係を活用して、FortiGuard Labsのリーダーシップは敵対者への積極的な対策を支援し、より実効性の高い迎撃モデルを構築しています。
FortiGuardアプリケーションセキュリティサービスは、アプリケーションのパフォーマンスと利用状況の保護、監視、最適化を行います。
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